特定保健指導。
2011年 11月 04日
数年前から、特定保健指導なるものが始まった。
これは、「メタボリックシンドローム」の対象者に改善の支援をする、国をあげての試みだ。
× × ×
管理栄養士 「今回の結果を見て、ご自分でどう思われますか?」
私 「あまり変わっていませんね」
管理栄養士 「あと、どのぐらい痩せられそうですか?」
私 「5キロぐらいでしょうか」
管理栄養士 「1キロ痩せるには、7,000キロカロリー必要ですから、5キロだと35,000キロカロリー減らさなくてはいけません。1日あたり、194キロカロリーですが、運動か食事で減らせそうですか?」
私 「減らせると思います」
ボクは、食事前の猫のように、背筋を伸ばし手を揃えて神妙に答えた。
白衣をまとった、石原さとみ似の管理栄養士は、花のようににっこり微笑み、6ヶ月後に5キロ痩せることをコミットしろと迫った。
やれやれ。会社で営業数字をコミットし、人間ドックでは減量目標をコミットしなくてはならない。
なんだか、世の中息苦しい。
× × ×
昨今、人間ドックでの生活改善指導は、目標達成が強く求められる。
達成率によって、保健組合への負担や、個人の保険料が増加したりする(かもしれない)。
昨年、胴回り、血圧、血清脂質異常が見事に揃い、メタボと診断された。
後日、指導をうけろと案内が来たのだが、平日なんて行けるわけがない。
それに、太り気味のオバさんに説教されるという、全く説得力に欠ける栄養指導にはこりごりだ。
当然、放置して行かなかった。
今年、人間ドックの結果は、腹囲も1センチオーバーしているが、血圧は正常。
即日渡された「仮報告書」を見ると、「メタボ判定:予備軍該当」と書いてある。
しかし、医者は高圧的かつ強制的だった。昨年、すっとぼけたせいかもしれない。
午後、栄養指導を受けろと命令した。
「ストレスの無い生活をしろ」「野菜を多く食べろ」「寝る3時間前に食事はするな」。こうした、サラリーマンを辞めないと実行できそうも無いことを、聞かされるかと思うと、うんざりした。
しかし、今年は違った。
説教は何もない。栄養士は若くて美しい。「数字さえ達成すればいい」と言う。
さらに、「すぐできることは何ですか?」とたずねるので、
「砂糖入りの飲料を飲まない」「豆腐は1パック」「週に1回自転車に乗る」と約束した。
「お酒にもカロリーがあるんですよ」というので、「今晩、居酒屋で、一体何が何キロカロリーなのか教えてもらえませんか?」と頼んでみたかったが、言えなかった。誘ったオヤジは山ほどいると思うのだが、出てくるものすべてが高カロリーのチェーン店の居酒屋で、高脂血症や糖尿病の末期を聞かされながら酒を飲んでも、楽しいわけがあるまい。
× × ×
3年前、苦もなく5キロ体重を落としたことを考えれば、減量することは簡単だ。
しかし、それが高脂血症を改善するかどうかは、多いに疑問だ。
ともあれ、今日、張り切って自転車に乗ったのは、言うまでも無い。
走行時間 103分
走行距離 32.63km
消費カロリー 840kcal
上司も美人で色っぽかったら、Bunkaさん、元気出るかもね(笑)
栄養士さんに個人指導してもらえばいいのにぃ~?
う~む。上司が美人でも色っぽくても、あんまりやる気は変わらないと思います。。。
栄養士の個人指導は興味がありますが、いちいち、何がよくないとか言われ、死に近づくようなことを言われるとおいしく無い食事になるでしょうねぇ。
説得力が無い人にそういうことを言われると、「そりゃあなた、言うのは簡単ですけど!」と思わずつっこみを入れたくなってきますよね。
私も最近4kg痩せました。夕飯を抜いていたら自動的に。
最近、以前太っていた人も、のきなみやせているように思います。
時代のせいなんでしょうか。
一方、太っている人は、極端に太っていますね。無理してやせるのはできないので、食べないで痩せるのは私にはできないです。。。