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食!

食べ物と日常生活の徒然。


by bunkasaba

unavoidable delay −amazonでラジオを買う(SANGEAN ATS-909X)。

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数ヶ月前から気になっていた、SANGEANのATS-909Xは、アメリカのamazonで売っている。
家電品によくある「日本でお買い物しましょう」という表示も無く、国際発送だ。
送料と関税のデポジットを加えても、定価の半額以下。
国内で販売している会社の価格より、5000円安く購入できる。円高、万歳。

× × ×

amazonの国外発送は、UPSを通じて行われる。
注文すると、送付方法欄に「速いサービス」と「遅いサービス」が表示される。
Priority International Courier(速達)を選択してみると、2-3日で到着する、とある。
お殿様、まことでござりまするか。
送料は、たった1700円ほど。
一方、遅い方は、20日以上かかるらしい。迷わず、速達を選択して購入終了。
日本で登録済みのアカウントがそのまま使える上、日本円での決済も可。便利この上ない。

× × ×

インターネットでモノを注文すると、いつ届くのかが、とても気になる。
その「気になり度合い」は、発送先の遠さに比例するようでもある。

特に海外に注文した場合、品物も見えないが、相手の信頼度も計り知れない。
ベトナム、香港、アメリカ。
今まで、ラジオを含め、細々したものばかり個人輸入したが、届かなかったことは一度も無い。
のではあるが、トラッキングナンバーが発行されないと、発送されたかすら分からず、イライラする。
ベトナムから届いたラジオの箱は、運送が悪いのか、元の包装が悪かったのか、箱が半分つぶれていた。

今回は、トラッキングナンバーが、すかさず通知された。
しかし、これまたすかさず、翌日amazonから、不吉なメールが届いた。
さすがに、きめ細かい通知サービスである。

unavoidable delay −amazonでラジオを買う(SANGEAN ATS-909X)。_a0005331_20243845.png


”unavoidable delay”とは何か。ということが全く説明されないあたりが、まことに大陸的だ。
JRの「人立入りのため遅延」並に、意味不明である。
「担当者の宗教的行事による」「航空会社のストライキ」「突然の竜巻」とか、何も書いていない。
1-2日の遅れなど、どうでも良い。知らせるなら理由を記載して欲しいものである。
寝坊したのも、二日酔いも"unavoidable delay"で済ませる甘い企業体質なんではないか。

営業先で、納期遅延の理由を”unavoidable delay”などと口走ってすっとぼけてみたい。
しかし、その末路は、こんこんと尋問・説教された上、今後の対策もあわせて持ってこいと言われてボコボコにされることは必定である。。。

さて。
荷物は、遅れを取り戻すかのように、オンタリオからアンカレッジ経由で、わずか1日で成田まで来た。
土曜日に配達されそうだ。
と思った矢先、UPSのトラッキングサービスに、「(私の申し出により)不在だったため翌営業日に配達日を変更した」と表示された。そんな申し出をした覚えは無いのに。

知らなかった私も悪いのだが、UPSは土日配達を行わない。

UPSはヤマトと提携している。しかし、さいたまは直接配達する地区だ。
だから、休日にラジオをいじって不健康な一日を過ごそうという目論見は崩れ去った。
UPS InfoNotice(不在連絡票)には、「ヤマト便との夜間・休日配達も可能です。Tel裏」と手書きで記載されていた。しかし、電話受付は平日18:30まで。
もはや、会社をさぼって荷物を待つ以外、自宅で荷物を受け取ることは、不可能なんである。
3回不在だと、送り主に返却するシステムだという。
これでは、永遠に受け取れない可能性がますます強い。あせって、webで住所変更をして、会社で受け取ることにした。会社で受け取れなかったら、最後はどこか指定された場所に取りに行くしかない。

× × ×

その昔、モノを送るときは、相手がいるかいないか確認してから送った。
会社も休みだったが、ATMも休み。荷物も郵便も、日曜には届かなかった。
不便ではあったが、休日は、世の中一般休んだのである。

今や、昼夜を問わず、休みが無い。心身ともに、休息の時間が減っているのだ。
インターネットは便利だが、休日にモノを注文して、自らイライラの元を作る。ヘンな時代になった。
送り手は、日本がこんなにせかせかしている国だとは、思ってもいないだろう。

とはいえ、UPSの印象はひどく悪い。日本の運送業者とは、とてもサービスレベルで対抗はできないし、顧客は積極的にUPSを選択しないだろう。もっとも、日本で商売するつもりは無いのかもしれない。

海外のamazonからモノを買うときは、運送事情を考慮して、こころして注文したい。

※FMの周波数帯域について
   米Amazonから購入したATX-909Xは、90-108Mhz帯しか受信できません。
   Eton E1は、コマンドで簡単に変更可能で、マニュアルにも記載がありました。
   ATX-909Xのマニュアルには、どこにも変更できると書いてありません。
   また、販売時には、すべてのエリアが受信できるのでは?と思ってしまいますが、
   実際の機器の後ろには、ちゃんと90-108と記載があります。
   FM放送も聞く目的で購入される方は、ご注意ください。 (私は聞きませんが・・・)
   実際、何らかの方法で購入後に変更できるのかも知れませんが、今のところ知り得ていませんので。

Commented by Gabrielle at 2011-11-10 21:35 x
老後はラジオ博物館長ですね!
ありすね、アマゾン・comに発注して、「9月末のお届けです。」数日後「スンマセン、ストックがありませんでした。」数日後「お送りしました、11月上旬のお届け!」で、いきなり、10月初旬に届くとか?
あるいは、不在通知が入ってて、「郵便局で関税を支払わんと渡さん!」とかね。国を越えるといろいろあります。日本に送り返された荷物もあったりね....。
無事届いたことを祈ります。
Commented by bunkasaba at 2011-11-12 23:20
>Gabrielleさん

ええ、世界中のラジオを蒐集したいと思います。
昨今、日本の運送会社のサービスレベルになれてしまうと、届かなかったり遅れたりすること自体、ありえないことだったりします・・・。きっちりしすぎているのが、どうもギスギスした生活のもとなんでしょうね。
by bunkasaba | 2011-11-06 20:11 | ラジオ | Trackback | Comments(2)