(メモ)経費精算。
2012年 01月 11日
「お金、よく持ちますね」
「面倒なんですよ」
「一体、いくらぐらいたまってるんですか?時間経ちすぎると、承認できませんよ」
「30万円ぐらいかな」
「んじゃ、精算手伝うから、1割ください」
「いやですよ」
お金持ちだ。仕事でかかった交通費を、全部自腹で払うなんて。
私なんて、1万円でも精算を忘れると、生命の危機を感じる。
× × ×
確かに、経費精算は面倒だ。どの会社でも、似たようなものだろう。
仕事のうちなのだと割り切ってしても、決して楽な作業ではない。
電車に乗った費用。駐車場代。お客さんと飲んだ費用などなど。
2-3ヶ月溜めてしまうと、精算するのに3時間はかかる。
先日、海外に2回行ったものと、年末に残っていたものを精算したところ、金額は20万円を超えた。
全部カードで、立替払いしているものである。
しかし、支出を詳細に見ていくと、かれこれ5万円ほどの持ち出しだ。
時間が経過すると、忘れている支出も結構ある上、領収書も紛失したりしているから、
結局、持ち出しが多くなる。
出張での多少の手当なんか、もう吹っ飛んでしまった。
× × ×
会社には、会社の決まりごとを書いた「規定」というものが存在する。
世の中おおかたの会社は、きっと作っているだろう。
海外の旅費を精算するのは初めてで、精算は分からないことだらけである。
現地通貨のレートは、いつのものを証拠として出すのか、何を出せばいいのか。
社命で海外に行くのに、会社はどこまでお金を負担してくれるのか。
何も分からない。
大体、営業の現場なんてドタバタしていて、規定なんて読む人は奇特な人かヒマな人である。
回りも、聞くによって人答えが違うので、結局、規定を探して読む事にした。
以外にも、規定には「簡にして要を得た」記述がされていた。
ヒマ人でなくても、ありかぐらいは知って、参照すべきものなのである。
「パスポート代は出ない」と言う人はいたが、規定によれば出してくれるようである。
おまけに、渡航に必要な費用は出してくれるようだ。
仕事しに行くのだから、これは当然の処置と言えよう。
それにしても、マメに精算するとは言え、出張したり長野に半分住んだりすると、
どうしても自腹で買うものが多いのであった。布団や皿、箸やスプーン、テレビとか。