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食!

食べ物と日常生活の徒然。


by bunkasaba

寒い日。

北緯一度の南国から帰国した翌日、長野は最低気温-9℃。
7時間で、半袖からコートを着る世界に逆戻り。一週間の移動距離10400km。
気温差のせいか、頭がクラクラする。

・・・

シンガポール。
銀座だって、0時近くにもなればそぞろ歩く人なんてそういないのに、ここはまるで「夜祭の後」。

ホテル近くのセブンイレブンには、ヘンな飲み物や食べ物が沢山売っている。
日本語表記されていても、見たことも無いブランドばかりだ。
出来合いの食べ物は、サンドイッチと肉まん、ソーセージぐらいだ。

水とオレンジジュース、サンドイッチをレジに持って行くと、浅黒い若い男3人が、酒を買って金を払うところだった。
同じく浅黒い店員が、客に「早く払え」と催促している。
カードで払おうとしているらしいのだが、プリペイドカードに残金が無いらしい。
ともあれ、ここでは「早く払う」だとか、「後の人に悪い」という意識が欠落している。
2-3分すったもんだした挙句、やっと自分の番が回ってきたとき、浅黒クン(店員)はニッコリ笑って「遅くてごめんね」と言った。

空港の入国審査でも、日本人のパスポートはろくろくチェックもせずに通過するし、係員は笑顔さえ見せてくれる。一方、一部の国の人にはものすごく厳しい。
書類の書き方が怪しいのか、国そのものが怪しいのか、人間が怪しいのかは知らない。
国の借金は1000兆円をまもなく超えようとしているが、日本の信頼度は高いのだ。

× × ×

昼、見渡す街並みは強い日差しを浴びて美しい。
道は広く、両脇に緑が多い。移動する途中に見る風景は、まるで欧州のどこかの都市のようだし、中心街を歩いていて、日比谷公園前あたりを歩いているのではないかと、錯覚するほどだ。

ゴミは落ちておらず、清潔で、特にバンコクから移動したせいか激しい落差を感じる。
地下鉄には、「ドリアン持ち込み禁止」と書いてある。違反すると5000シンガポールドルの罰金だという。ドリアンを食べたことがないので、どんなものか想像もつかない。

カジノの売り上げは、すでにラスベガスを抜いた。
周辺の国が豊かになりつつある中、シンガポールはその富をどんどん吸い上げている。
そして、自国民にはカジノには高額な入場料を課している。
外人から金を巻き上げ堕落させても、自国民は堕落させない。
外国人労働者は積極的に雇うが、給料は安く、景気が悪化すると外人から首を切り自国民を守る。
妙に明解な政策である。

きれいな国だし、明日の仕事を考えず、観光でゆっくり来てみたいとは思う。
しかし、住んでみたいと思わないのはどうしてなんだろう。
Commented at 2012-01-29 02:41
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by bunkasaba at 2012-01-29 23:38
下町には行っていませんが、表と裏が随分違うという話は聞きますね。
かといって、何だか心配事満載だったので、とても時間があっても外に出る気分じゃありませんでした・・・。帰って来ると、もったいない感じがするんですが、遊び歩かなくてよかったと思います。。。
出張じゃなくて、自費で休暇を取り、安宿に宿泊して周辺諸国含めてまとめて観光したいです。。。
by bunkasaba | 2012-01-27 00:18 | 生活 | Trackback | Comments(2)