MDプレイヤーの修理(その2)。

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捨てようと思ったMDプレイヤー(MDS-102)をダメモトで修理して2年。
その後、動作しているJA22ESを購入してからというもの、修理品に触れる事も無くなっておりました。数ヶ月前、電源を入れてみると、何と、MDディスクが入りません。

ゴムの問題ではなく、今度こそ、ご臨終だな。そんな気もして、中を開ける気力も失っておりましたが、先ほど再度分解して、アスパラガスのゴムをかけなおし、修理は完了しました。20年経過したMDプレイヤーから再生されるMARIAH CAREYの歌声は、妙に澄み渡り、驚くばかりです。

今回、改めて分解して、注意が必要だと感じた点は以下3点。

1.平形ケーブルの取り扱いと外す順番
2.コネクタの取り扱い
3.スイッチ類、ギア、グリース

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1.この平形ケーブルのコネクタは、スライドさせて外す形状です。受け側のプラスチック(写真:クリーム部分)をスライドさせて外します。最初にデッキ部分を外そうとすると、平形ケーブルとコネクタが邪魔をします。
また、外す際には、デッキ側に平形ケーブルを密着させる必要があります。ケーブルのすきまがほとんど無いためで、無理に動かすと平形ケーブルを損傷します(平形ケーブルは丈夫にできているようで、外見からは私のモノはほぼ断線している様子ですが、まだ機能しています)。差し込み方は、これで大丈夫なのか、ずれていないのか、と思いますが、意外と大丈夫です。無理やり差し込まず、プラスチックのガイドに沿えば正しく機能します。

2.コネクタも何回も外しましたが、こちらも接触が問題なので、組み上げ後はしっかりと差し込みます。

3.MDプレイヤーは、カセットデッキ、ビデオデッキ同様、メカニカルな仕組みを持った電子機器なので、年数を経ると機械部分がおかしくなります。
私のMDも、音は出ますが、しばらく触っていなかったために、EJECTボタンの接触が悪く何度か押さないと出てきませんでした。MDの出し入れの際も、引っかかりがあります。ロータリーエンコーダーは接触不良で、選曲がうまくできません。

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-再生時の様子  録音時には、下部からレーザー光を当てて温度を上昇させ、上部に見える録音ヘッドで磁気記録を行う。複雑な仕組みだ。1994.3.30の文字が見える

経年変化は致し方の無いことです。
グリースがべったりついてはいますが、20年も経過しているので何の用を成しているのかもはや不明です。明らかにギアがずれていたら、適正な噛み合わせに戻す必要があるのだと思います(壊れていたJA22ESでは私もやってみましたが、それが原因の故障ではありませんでした)。

前回の記事では、簡単にデッキを外せるように記載しています。
確かにこの機種は簡単ですが、それでも、最初にケーブルを外し、斜め後ろに慎重に持ち上げる必要があるので、やはりそれなりに注意が必要です。ハンダ割れ、部品不良(ヘッド・コンデンサなど)など、「見て分からない事」が原因の場合は、正直私も直せませんので、諦めて捨てようかと思っています。しかしながら、ふらふらしながらもまだ元気に動いています。
※一部機種では、ヘッドが特に壊れやすいようで、再生や録音が出来なくなるようです。

押されるべきボタンは時々押し、回すべきロータリーエンコーダーは時折回し、何につけても定期的に使用することが故障を防ぐ最良の方法なのかもしれません。
翻ってもっと考えれば、「使わない機器は所有しない」に越したことが無いのでしょう(私も2台所有してしまっていますが)。
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by bunkasaba | 2015-05-05 23:32 | エレクトロニクス | Trackback | Comments(0)