I'll be around.

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私 「なぬ!ドクターX?やってないじゃないか!」
息子「それはネットテレビだよ」


2017年酉年元旦。

朝日新聞に折り込まれていたのは、テレビの番組表では無かった。よく見ればAbemaTVと書いてあり、スマートフォンで見るテレビ局なのだという。何と紛らわしいことか。太っ腹にも、30チャンネルもの番組を24時間流している。

スマホだけでなく、Amazonのfire stick経由でテレビでも見ることができ、正月から連休にかけ、テレビ漬けの自堕落な日々を送ることになった。

折角なので、見たドラマ・テレビを備忘録として書き記すとしよう。

◾️glee(2009-2015 アメリカ)

ネットTVのドラマチャンネルで、はじめにやっていたのはglee。退屈な学園ものだと決めつけていたが、次々に流れる懐かしの洋楽に、思わず料理の手を止めテレビに見入った。

ブロードウェイ俳優が歌っているから、歌は上手い。それ以上に、原曲の雰囲気を保ちながら、素人にも分かるレベルの高さであり、洋楽ばかり聞いていた毛の多きあの頃が鮮やかによみがえる。あまりの懐かしさに、いつの間にかテレビに釘付けになってしまった。80年代ポップスが多いのは、同年代が作っているからなのだろうか。

YouTubeで"glee hello""glee alone"などと検索し、しばし昔の思い出に浸った。ついにはamazonでブルーレイのコンプリートボックスを買おうかと思案するほどのめり込んでしまったのだった。ただしドラマ自体に特筆すべき事はなく、美男美女も登場しない。歌がすべてだ。


◾️アメリカン・ビューティー(1999 アメリカ)


ときおり理解しがたい作品がアカデミー賞作品賞を受賞する。私の貧弱な理解能力では、この作品のどこが評価されたのかまるで分からない。文化的倫理的差異なのか、はたまた加齢のせいなのか。登場する全てが、現代アメリカの縮図なのではないか。と思ったりしてみるが、分からないものはやはり分からない。

主役のケヴィン・スペイシーが、セブンの犯人役だったと思い出すまでに随分時間がかかった。どちらも、衝撃的な最後で幕を閉じる。アメリカン・ビューティーは、薔薇の品種名。


◾️セブン(1995 アメリカ)

かつて見た映画の名前を思い出すことも難しくなりつつあるが、この映画は例外だ。あまりの後味の悪さに、長らく見返す事も無かったほどだ。

今回、amazon prime TVのおすすめに従い、10年以上ぶりに見直してみた。結末を知りながら見る映画は、新たな発見が多い。映像にない多くのシーンを観客に想起させることに成功している。逆に今頃になって容疑者が犯人だったのか疑わしくもなる。セブンとは七つの大罪のことであり、定年退職七日前を意味する。

モーガン・フリーマン演じる老刑事が、ラストシーンで呟く言葉が胸に響く。 "I'll be around."が、「何とかやっていくさ」と訳される。「そのあたりにいるよ」でも「その辺にいるさ」でもない。単なる意訳ではなく、aroundのニュアンスを分かっての翻訳だ。

Police Captain: Where you gonna be?
Somerset: Around. I'll be around.

Ernest Hemingway once wrote, "The world is a fine place and worth fighting for." I agree with the second part.



■ベンジャミン・バトン 数奇な運命(2008 アメリカ)

ソーシャル・ネットワーク、ベンジャミン・バトン ・セブンと、気がつけばディビット・フィンチャー監督作品を3作見ていた。それぞれ見た時期も異なっており、監督が同じだと気が付いたのは、この正月のことだった。なんと間抜けな事なんだろう。

80歳で生まれ、成長とともに若返り、赤ん坊になって死ぬ。実年齢が異なれば共感できない事が多いのは当然だが、逆に物理的な年齢が同じでも、分かり合えない事もある。意気投合し生活を共にしても、時の経過とともに致命的なすれ違いが生じてしまうのは何故なのか。ふとそんな事を考える。

奇しくも、酉年の正月に見た映画・ドラマは全て米国産だ。当の米国では、ビューティーとはほど遠い人物がアメリカ大統領に就任しようとしており、これまた映画並みに理解出来ない。


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by bunkasaba | 2017-01-13 06:24 | 生活 | Trackback | Comments(0)

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