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食!

食べ物と日常生活の徒然。


by bunkasaba

「夢を信じる力を育てよう」(2009.11.1 NHK総合「ようこそ先輩」)。

(農薬を使わないではじめたら)いくらやっても、りんごが1つもならなかった。
そのうち、挨拶する人、一人もいなくなったの。「竈(かまど)消し」って言われてね。
自分はいいけども、家族に申し訳ないって。
ある日、死のうと思って、ロープなって、岩木山に向かって歩いていったの。
そしたら、山の中に草ぼうぼうでなってるりんごの木を見つけた。月明かりの下で。


有名な人が母校で授業をする番組。
ところが、今朝は違った。
日に焼けて歯が欠けにこにこしている、「りんご農家」の木村さん。
この人は著名な人なんだろうか。





高校生に夢を書かせた後、たくさんの実がつきはじめている自分のりんご畑の土を見せる。
雑草がぼうぼう。
30年前、ここにりんごが1つもなっていなかったことを語りだす。
死を決意した翌年、やっとりんごが2個なり、家族みんなで食べたという。
泣き出す高校生。

片手間に見ていたが、急展開に驚いてアイロンの手を止めた。

人に物事を伝えるのは難しい。
うわべだけの言葉はよそよそしく、押し付けは反発をまねく。
時間が長ければ伝わるわけでもなく、情熱は必ずしも伝わらない。

何の押し付けも無いのに、この番組で1つのことは確かに伝わっている。


・課外授業ようこそ先輩 「りんご農家 木村秋則」 2009.11.1

・プロフェッショナル仕事の流儀 「りんごは愛で育てる」 2006.12.7
Commented by umih1 at 2009-11-01 18:14
6年目にして死を決意して、8年目で収穫・・・凄い人だな。。
並大抵ではないですね。

上の新聞紙いれ、きれいですね。
すごく器用なんですね~感心します。
Commented by bunkasaba at 2009-11-01 18:50
>うみさん

いやはや、なかなか実感のこもった課外授業でした。

木工工作は、近づいてみればなかなかアラがあるんですよ(笑)。
技術家庭も美術も、どんなに努力してもいつも3。
誰でもできる道具が、進化しているんですね。
Commented by Gabrielle at 2009-11-04 06:46 x
何がエライって、この木村のおっちゃんも偉いですが、何より、おっちゃんの身勝手に、ちゃんと8年から、ついていった家族がエライやね。
木村さんの奥さん! あなたが一番エライ!!
Commented by bunkasaba at 2009-11-04 22:17
>Gabrielleさん

そうですね。
フツーの人だったら、到底家族はついていっていないと思います。
いやはや、壮絶ですね。
by bunkasaba | 2009-11-01 10:22 | 生活 | Trackback | Comments(4)