「一週間」(ロシア民謡)。

 ロシア民謡の「一週間」は謎である。月曜日にお風呂をたいて、火曜日にお風呂に入り、水曜日に友達が来て、木曜日に送っていった。そのスローな生活ぶりが、弾むリズムと悲しげな旋律に似合わない。これは楽しい歌なのだろうか。

▼暇でも忙しくても、楽しくても悲しくても、1週間は7日で終わる。始まりと終わりがあるから気持ちを切り替え、また頑張ることができる。それが昔からの常識だが、どうやら日本の自動車業界の事情は違うようだ。世の中の電力需要が減る土日に工場を動かし、代わりに木金を休業日と定めて約2カ月がたつ。

▼評判は散々である。自分の会社が休みだといっても、そんな都合は顧客や取引先には関係ない。社外の会合も入り、役所には容赦なく呼び出される。結局、事務部門は土日だけでなく木金も出勤し、仕事まみれの日々が切れ目なく続く。疲れをためて体調を崩す人が続出しているそうだ。長い夏だったに違いない。

▼ロシア革命後の旧ソ連に、国民一人ひとりに別々の曜日で休日を割り当てていた時期がある。輪番で社会全体の効率を高める工夫だった。たった2年で廃止したのは、世間とのズレが苦痛だったからだ。夏の電力不足を乗り切った日本で、首相が代わる。気分に区切りをつけて、楽しく一週間を送れる国にしたい。
(2011年9月2日 日本経済新聞朝刊 春秋) 


出張先のホテルで、春秋を読んで吹き出した。

一週間というロシア民謡は月曜日に風呂をたいて、火曜日に入る間抜けな歌だったのだ。
ボクもたまにこんなことをする。
自動保温機能付の風呂釜なら、火曜日どころか一週間暖かいままだろう。

しかし、時代は民謡の昔。
これは水風呂に入ったということなのか。
はたまた、月曜日2350分に風呂をたいて、翌火曜日0010に入浴したのであろうか。

ともあれ、通信環境が整備されたおかげで、いつでも仕事ができる。
土日が休日でなくても、一週間の区切りはますますつきにくく、疲れは取れにくくなっている。
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Commented by Gabrielle at 2011-09-05 15:18 x
それはですね、まず、焚く日に薪を探しに行って、すでに時間かかり、じゃ、ちょっと一杯なんてウォッカをひっかけ、きっと湯加減なんか考えずに、ガンガン沸かしちゃって、うわ、熱湯じゃんか、これは!
しょうがない、んじゃ、翌日酔い覚ましに入っとくかー、酔っ払っているから、湯加減なんて関係ねーやぁという歌なんですよ、きっと。
ここで、キチンとした考え方をされるbunkaさんと、テキトーが身についた私との差異を感じますです(笑)
Commented by bunkasaba at 2011-09-05 21:06
>Gabrielleさん

去年だか一昨年だか、強い酒を飲みながら水浴びをして死者続出というニュースが流れてましたね。ロシアの人もそういう人たちなんでしょうか。
最後に「恋人よこれが私の一週間の仕事です」とか開き直られても、そんな自堕落な人と一緒にいたくないと思うのが人情じゃないでしょうかね。。。
あらためて、Youtubeで聞くと、変な歌だなぁとしみじみ思います。
Commented by Gabrielle at 2011-09-06 02:03 x
追伸;
ダンナの友人で、キエフからドイツに出稼ぎに出て、キエフに残してきた妻子にせっせと仕送りしていた、ロシア男がいます。
でね、妻は、夫からの仕送りで平然と愛人と仲良く暮らしていたの。
バレた時のいいわけはね、「だって寂しかったんだもの~。」だって。
でそのロシア男(40代後半)もね、垢抜けない20歳のポーランド女をみつけて、、フランスにバカンスに来ましたとさ。めでたし、めでたし。
このいい加減な感じがちょっとこの歌詩とつながりますね。
Commented by bunkasaba at 2011-09-06 23:50
>Gabrielleさん

なるほど、何となく許せないものが日本人としてはありますね。。。どうしてなんでしょうか。
by bunkasaba | 2011-09-05 13:09 | 生活 | Trackback | Comments(4)