オーディオ新時代?(ミュージックサーバー使用メモ)。

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先日、図書館で借りて読んだ新書には、こんなことが書いてあった。

まずは1度CDを入れて再生し、「何もなけれはこんな音です」と確認します。そしてイジェクトボタンでCDを取り出し、再度CDをインサートして「プレイ」ボタンを押す−必要な動作はこれだけです。
1回読み込んだものを取り出して、再度読み込んだだけなのに、音質は誰でも分かるほどハッキリと向上します。
(「オーディオの作法」(麻倉玲士 ソフトバンククリエイティブ 2008))


オーディオの世界には、ホントかウソか分からない「摩訶不思議な世界」がたくさんある。
ただし、このCDの話は昔から言われていたことだ。
確かに音質の変化は鈍感なボクでも分かる。

× × ×

それにしても、CDプレイヤーは過酷な機械である。

グルグル回転して、リアルタイムに音楽を取り出す。
ギザギザに傷ついたり反ったCDも、きちんと読み出さないとご主人様に怒られてしまうのだ。

おまけに、グルグルの読み出しは毎回本番である。着地がブレることなど許されない。
そして、やがては回転しすぎてグググとかギギギとかの断末魔を発して壊れてしまうのだ。

それに反して、ネットワークオーディオプレイヤーはお気楽な装置である。

自らは回転する部品を何一つ持たず、データだって持っていない。
音源はネットワーク上のハードディスクの中に、こじんまりと収まっている。
そしてそのデータは、「エラーの無いデータ」だ。

だから、演奏中にギギッだのグググだの音が飛ぶことは無いし、たとえあっても「サーパーの説明書をお読みください」だの「ネットワークを確認してください」だのと逃げることだってできる。
メーカーの説明書にだって、そう書いてある。





ネットワークプレイヤーを購入したのはよいが、本来の使い方ができていなかった。
ミュージックサーバーにつなげる使用法である。
これじゃまさしく「仏作って魂入れず」だ。

ところがコンボと違って、線をつないでもすぐ音は出ない。
「ネットワーク」「NAS」「PC」3拍子揃わないと、ウンともスンとも言わないのだ。
そしてこのセッティングは面倒だ。
当然ながら、薄い取り扱い説明書には、ネットワークの設定もNASの設定例も書いていない。

そして本日16時頃。
突如として気力体力が充実し、重い腰を上げてNASを接続してみた。
FLAC対応のMAC用リッピングソフトをダウンロードし、音楽データをNASに投入。

思いのほか使い勝手もよく、音質も良好(だと思う)。
CDをいちいちかける手間は無いし、パソコンを操作することからも解放された。

NASの空き容量を考えると、アルバム3万枚以上が入る計算である。
単価1枚2000円で計算しても、toto BIGに当選したって購入できない数量だ。
レコード屋はまるごと私のNASに収まってしまうであろう。

iPhoneのAACやMP3は、聞こえにくい音を「間引いて」データを圧縮している。
だから、CDから移したデータも、同じように聞こえるが実は全く違うものだ。

一方、ネットワークオーディオプレイヤーは、とことんエラーの無い状態でCDから取り出したデータを、完全に元のデータに復元して再生する。
こちらは、データはCDの音そのまま。
むしろ、CDプレイヤーのように回転しないからエラーやゆらぎとは縁が無い。
「鞍馬で落下するんじゃなかろうか」といったハラハラ感からも解放されたのだ。

また、CDの音質を超える「ハイレゾ音源」がネット上で配信されており、それを再生することができる。
もっとも、ボクの環境ではそんな高音質は必要無い。
SACDだっていらない。耳だって老化しているんだし。

もっとも、ネットワークオーディオはよいことばかりではない。

まず、設定にとても手間がかかる。
また、一度ネットワークや機器の認証が消えてしまえば、一からやりなおしだ。
そして、音楽データのありかがLAN上のハードディスクだから、ネットワークが混雑していたりHDDの動作に問題があれば、ブツブツ音切れの原因になる。
接続機器が6台あるWiFi環境では、PCのエンターキーを押すたび音が切れた。

× × ×
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アンプとCDプレイヤーとネットワークプレイヤーを単品購入したら、500円玉貯金で足りた。
さすがに、スピーカーとスタンド、スピーカーコード分は足が出た。

サイズを無視して買ったら、アンプもCDプレイヤーもネットワークプレイヤーも巨大だ。
横幅が40cm超、奥行も30cm以上ある。

テレビ台の下に収まらず、結局、「台無し」のまま床に重ねて置いた。
「家に入らなかったのよ」と冷蔵庫を返品しているどこかのオバさんを笑えない。

昔から、「オーディオ機器は重ねて置くな」と言われている。
4段のラックをホゾで組んで作るまでは、床直置もやむを得まい。
木工の時間到来だ。

しかし、オーディオラックは購入する驚くほど高い。5万円以上もする。
高級な子供の勉強机も目玉が飛び出るほど高いが、単なる棚なのにひどく高い。
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by bunkasaba | 2012-08-16 01:14 | エレクトロニクス | Trackback | Comments(0)