中国製ラジオは使えるか?その4(DEGEN DE1103 - 愛好者3号)
2005年 02月 06日
全波段収音机 愛好者3号。
手元に来て約2週間、いろいろといじってみました。
ついてきたマニュアルは当然中国語で操作方法がチンプンカンプンでしたが、英語マニュアルもWeb上にありほとんど操作は出来るようになりました。
最近の受信機やラジオを持っていませんので、私が書くことなど所詮「素人のざれ事」だと思いますが、スカイセンサー5900で短波を受信した昔を思い出しつつ感想を記してみます。
まず、実物を手にして軽いショックを受けました。
売値7000円以下のワールドバンドラジオ?使えるのか?
そう思っていただけに、出来具合に驚いています。
全部プラスティックではなく、表面のパネルはアルミ?が埋め込まれています。
操作部分のボタンも、高級感があります。
プラスチックの接合部分も雑な感じはありません(少なくとも私には)。
以前買ったR761は、多少荒い感じがしました。
この製品に関しては、全体的に作りがしっかりしています。
全バンドが表示されている液晶表示面に、液晶でバーが表示され、今どこを受信しているかが分かります。
これは全体が見えて私にはありがたいのですが、液晶の横棒は連続して動かないので、目安にしか過ぎません。
ただし、1KHz単位で直接周波数が表示されている部分は正確に表示されています。
このラジオは、1つのキーに複数の機能を割り当てているので、操作方法を覚える必要がありますね。
使っていて、直感的に操作方法が分からないところが何点かあります。
1.ボリュームの調整方法
2.ダイレクトに周波数を入力する方法
3.メモリセットの方法
4.充電の仕方
左上のボタン3つは、チューニングダイヤルとセットの操作になっています。
ボリュームの大小を変えるには、一度VOLボタンを押してチューニングダイヤルで変えます。これは慣れるまで違和感があります。
ダイレクトに周波数を入力した後、「何かを押す」のだろうというのは分かりましたが、「BAND+を押す」というのはマニュアルを見ないと分かりませんでした(汗)。
(昔のSONYのラジオで言うとEXCUTEでしょうか)
メモリセットもチューニングダイヤルでメモリをストアする数字をセットしますが、この操作もマニュアルを見て分かりました。
このラジオには、ニッケル水素電池が4本付属しています。
1300mAhなので、今では容量が少ないタイプではありますけど何回も充電できるのはありがたい仕様です。
充電は、電源がOFFの状態でVOL(下にCHG)と書いてあるボタンを押しますが、これもチューニングダイヤルで1-23の数字を選択します。時間の選択らしいのですが、これが分からない。
マニュアルには、「100mAで充電するので残り時間を計算出来る」と書いてあります。
ってことは、1300mAh/100mA=13H?なんで23まで選択できるのだろう?時間が来ると、自動的に充電が止まりますが、計算せずとも自動で充電を検知して止まるようにならないのかな。
*2300mAhなどの大容量に対応させるためなのでしょうね。
*使える時間が短くなったら、NiMHの特性なので完全放電させて使えという旨がマニュアルに記載があります。
*そのせいか最初の充電後は24時間程度聞いた後で切れてしまいましたが、その後の充電ではもっと長く聞けています。
電源関係で言うと、中国は220Vなので、日本の100Vを変換するアダプタが必要です。
どうも、アダプタを2階建てにして使うのが気持ち悪いですね。
ダイレクトに6Vが出てくるアダプタがあればいらないので、手持ちのACアダプタ群(汗)を探したら極性ピッタリのSONY製を見つけました。もっぱら、これを使っています。
*同時にTECSUNのPL-550も購入しましたが、極性が全く逆!
アダプタを間違えると怖いことになりそうです・・・。
FMやAM放送を普通に聞く分には何の問題もありません。
音質についても、聞き続けるに十分。
ただし、中波放送は感度を上げすぎていてイメージが出まくるので、DX-LOCALスイッチLOCALにして聞く必要がありますね。
短波帯については、付属のロッドアンテナで聞きましたが、主要な英語放送は大体入感しました。
どのあたりを受信しているのかイメージできるので私には便利ですが、適当にダイヤルを回して聞きたい局を探しているとき、FAST-SLOWの切り替えが欲しいと思います。
SSBも受信出来るので、7Mのアマチュア無線帯を聞いてみました。
1KHz単位なので交信を受信すると「飛ぶ」のですが、右脇のFINEをまわすとジャストチューニングできます。BFOでの受信ですが、受信している間にずれていく感じも無く、交信内容がクリアに分かります。
*BFOなので多少フワフワした感じはしますが。
送信機だけ自作して、このラジオと組み合わせても交信できるような気がします。
ふと、ツナ缶の上に送信機を作っていた人を思い出しました。
その昔、スカイセンサー5900を買ってもらった記憶がよみがえります。
しかし、人から買ってもらったものって、ありがたみが薄いものなんですね。29年前で27,800円もしたことに驚きます(汗)。
このラジオは送料がかかったので実質8,000円程度。
当時の技術と比較は出来ませんが、機能や作りを考えるとコストパフィーマンスに優れています。
工場の歩留まりが分かりませんが、2週間程度ほぼ毎日つけていて不具合もありません。
ラジオの表面にRESETのポッチがありますが誤動作して押すといったことも発生していません。
「同期検波」という方式や、DSPがラジオに必要かどうかまではわかりませんが、DE1103は「ラジオを聴く」という目的を十分達しているように思います。
あえて付け加えて欲しい点があるとすれば・・・。
1.ボリューム操作が独立して出来るようになること(PL-550は独立)
2.チューニングにFAST-SLOWの切替が欲しい(PL-550にはある)
3.電池の減りが分かるようにして欲しい(同じ表示マーク)
4.現在時刻が常時表示されるようにして欲しい
要望はどんなラジオや受信機でも出てくるものなのでしょうが、DE1103は何十年ぶり(笑)に買って満足したラジオです。
・BCL(中国製ラジオは使えるか?その2)
・中国製ラジオ購入問題。
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スピーカのところに貼ってあるステッカーに
「286電台永久??存続」というのは不揮発性のメモリに周波数が登録されているという意味なんでしょうか。
ただひとつ、電池の減りですが、VOLボタンを押して左上に表示されるイラストが減っていきませんか? 段階はかなり大雑把ですが。
そうですね!出てきます。
電池で聞いていると、電池のマークが出てきますが、これの表示が変わるのだろうな・・・と思っていたら固定でした(汗)。
CHGを押すと、確かに減り具合が分かりますね。完全放電をしようと、シャカリキになって電源を押したりしましたけど、ついに3本ぐらい残った状態で聞こえなくなりました。確かに大雑把ではありますね。
それから、登録ありがとうございます。しかし、少し、バグがありまして
まだ登録できません、出来るようになったらお願いいたします。テスト中でした、どうも、すいません。
また、ちゃちをいれるかもしれません。今後ともよろしくお願いいたします。
ずいぶん前から作られてるんですね。でもその割には作りが雑で使い難いところが散見されます。改善しようとかいう気持ちはないんでしょうね、きっと…?
AMなどの感度も大したものではないですが、それでもその他の機能が値段以上の気分にしてくれます。
ま、それにしても、もう少し購入者の気持ちになって製品作りをしてもらいたいものです。
コメント、ありがとうございます。
そうですね、こちらのラジオは、このブログで最初に書いたときは、Yahoo!オークションでベトナムから購入するしかありませんでした。
今では、国内でたくさん取り扱いがあるようです。
DEGEN社は、あまりこの機種の後継を考えていないようですね。
改良してもらえれば、もっと使いやすいラジオになると私も思うのですが・・・。
TECSUN社のPL-550も、DE1103と同時に購入したのですが、こちらは地道に後継機種が出ており、PL-660まででています。
いずれにしても、ちょっと、われわれが求めるBCLラジオと少し違うところがあるようなので、おっしゃるとおり、真摯に他国の購買者の意見も取り入れていただきたいところですね。
もう9年も経過してしまったんですね。この間に、台湾製や欧州製、日本製のラジオを買い、DSPラジオキットを2つ作ったりしたので、聞く機会が少なくなりました。故障せず、まだ元気に動作していますが、今は、非常用ラジオとして待機中です。