箱根の大雪。

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3月21日。
32年ぶりの大雪のその日、あろうことか、多くの車がスタックする箱根旧道を登っていた。新道もターンパイクも、旧道以外は通行止め。積雪およそ30センチ。小田原に積雪はなく、こんなに積もっているとは思いもしなかったが、一度もスリップすることなく雪道を登った。
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たどり着いた箱根の保養所では、宿泊予定客の半分がキャンセル。前日宿泊した人も多く車を捨てて帰ったという。
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32年前、1986年3月23日は確か大学の卒業式だったと思うが、もう記憶は定かではない。父と銀座で降りしきる雪を眺めていたことはよく覚えている。10センチ程度の積雪だったが、たちまち通りにはタクシーすら見かけなくなった。

「これぐらいの雪で」と父がつぶやいた。
例年1メートル以上の雪の中で暮らしているので、都心の脆弱さは目にあまるものだった。

× × ×

昨年7月。
17年目の愛車は、ついにドアロックも電動ミラーも壊れてしまった。ボロボロである。ラジエーターもいつ壊れるかわからないという。

ディーラーから「車は直して乗ることができますが、お金がかかる。思い入れがどれだけあるかですね」と告げられた。

10年も前から、クルマは年に2000キロも乗らない動くオブジェと化していた。もはや廃車だ。車検だ、自動車税だ、ガソリン代だといった出費を抑え、車の無い健康的な生活をしよう。と思ったのだが、長男と行ったディーラーの試乗で、うっかり買い換える気になってしまった。

2回目の試乗で、いくらなのか車の値段を聞いてみた。正直、値段の交渉ほどばかばかしく無駄なものはない。いくら策を弄しても、引ける範囲は決まっているからだ。

営業マンは定価を答えた。鼻から買うと思っていないのだ。みすぼらしい格好のオヤジが、冷やかしにアイスコーヒーを飲みに来た。いつものことだとタカをくくっている。だが、クルマにうといハゲオヤジを装って来たが、値引きの限度は調査済みだ。

「価格が合えばこの場でサインして帰る。ちなみに現金で買う」と、定価から50万円引きの価格を伝えた。営業は目を白黒させながら、欽ちゃん走りをしながら、奥に引っ込んだ。

最終的に店長決裁で、希望を下回りはしたが予想通りの値引きで取引は成立。2回の試乗、時間にして商談時間は1時間ほどだった。

2〜3ヶ月後の納車を考えていたが、売れ行き絶好調のためか、期末にかけて大増産を行ったという理由で1ヶ月半で納車となった。

さすがに17年もたつと、車の機能は驚くほど進化している。自動ブレーキに歩行者用エアバッグ。「路面状況を感知して4輪が独立して回転する機能」なるものがついているが、一体どこで使うのか。私は営林署の職員でも東北電力の社員でもないのである。夏炉冬扇だ。無駄だ。お前はどんな山に乗りに行くのか。と購入当初子供に問うたが、まさか箱根で役立つとは思いもしなかった。

そして現在。
17年で6万キロしか乗らなかったのに、新しい車の走行距離は、納車後7ヶ月で既に9000キロになろうとしている。

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Commented by うさじい@山形 at 2018-05-06 09:36 x
いつ更新されるのかと待っていました。
この休みは東京に遊びに行きました。ホコ天の銀座で寿司を食ってブラブラしたり、新宿で酒を飲んだりetc
目的は家入レオのライブ。楽しい時間でありました。
カプセルホテルに泊りましたが、思いの外快適で、飲んで寝るには十分でした。
昨日までは寒かったです。今日は暑くなりそうです。
Commented by bunkasaba at 2018-05-08 21:59
>うさじいさん
若いっすね。
帰省していましたが、すぐ帰っちゃいました。
行った場所。昭和記念公園、東京競馬場、上野動物園、東京都美術館。このぐらいですかね。
by bunkasaba | 2018-05-04 12:20 | 生活 | Trackback | Comments(2)