食べ物と日常生活の徒然。
by bunkasaba
パソコンの納期(日本HP)。
2021年 06月 06日
4月末、直販サイトでHPのパソコンを注文しました。注文直後の納期は「7月中旬以降」。
半導体不足で納期が遅れていることは聞いていましたが、入手に3ヶ月を要するとは、オドロキです。
コロナが始まる頃、Windows7はサポート切れを迎えていました。法人需要で一定の買い替えを終え、メーカーでは販売見込みを大幅に絞りラインを減らしていたことは予想に難くありません。
そこに始まったコロナ、テレワークの波。猫も杓子も、パソコンが無いと仕事がままならない時代。
じゃあ、パソコンは売り切れて無いのか。といえば、あるにはあるのです。
売れ残りや型落ちのPCは、電気店でもネットでも見かけますが、ストライクゾーンのパソコンは、どこにもないのです。「安い」「そこそこ高性能」「そこそこデザインよし」。そんなパソコンは、もはや、すぐ買えないのです。
ディスプレイやキーボード・メモリなどの部品はともかく、CPUは「潰し」がききません。intelやAMDが生産数を調整していたのであれば、Windowsパソコン自体が成り立たないのですから、生産が回復するまで時間がかかります。
と、事情は推測できるのですが、HPから毎週じゃんじゃん宣伝のメールが来るのに、納期が3か月では、消費者として納得できません。注文から2週間経ってもチャットbotの回答は変わらず、痺れを切らしコールセンターに電話してみました。
「大変申し訳ございません。見込みが立っていないんです」「突然、見込みが立って納期が早くなる、ということもあるんですか?」「そういうこともありますが、今のところは何とも」「分かりました。首を長くして待ってみます」
キリンのように首が長くなった頃、納期は8月上旬に。更に延びてしまいました。
その翌日、「注文した製品は想定を上回る注文で、納期が確定していない」「キャンセルしたい方は下記リンクから」と、ダメ押しのメールが届きました。
注文したノートPCは、AMDのRyzen7 4000番代を搭載したものですが、新CPUは既に発表されています。遠からず、より高性能な新製品が発売されることでしょう。
注文時には新製品、納品されたら旧製品。これでは、笑い話です。もはやキャンセル以外の道はありません。
いざキャンセルするべと思った2日後、到着したメールには、納期が「6月8日に確定した」と書いてありました。
何ですと?
2日前には、納期が確定しないと言っていたのでは?突然部品が湧いてきたのでしょうか。ハタマタ、誰かのキャンセル分が回って来たのでしょうか。
HPのサプライチェーンがどうなっているか分かりませんが、もう少し通知が細かく丁寧であれば、キャンセルやクレームを抑えられるのではないか、ひいてはコスト低減にも繋がるのでは、と老婆心ながら思わずにはいられません。
ところで、今日の時点で、ステータスが「生産中」に変わってから既に3日。
HPのパソコンの一部は、国内(東京)で生産していると宣伝しており、対象製品については「安心の東京生産」と書いてあります。私が注文したパソコンにその表記はありませんから、海外の工場で作られているのでしょう。であれば、生産中から関税の通過含め、後2日で届くんでしょうか。
鳴門の大渦のごとく疑問は渦巻いていますが、注文から2ヶ月強で納品されることは通知されました。あとは、これが夢マボロシでないことを祈るばかりです。
↓注文したPC