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食! 食べ物と日常生活の徒然。

掃除機を掃除する(ダイソンV6)。

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ダイソンの掃除機を買ったのは、2016年6月19日だった。もう、8年も前のことである。

購入後、掃除は確かに気軽になった。

ジャバラホースを引きずり、コンセントを抜き差しして、ガラガラ移動する手間はなくなった。

反面、掃除機の掃除は、意外に面倒だ。

紙パックをポンと捨てるわけにはいかない。ゴミを捨てるたび、ホコリが舞い、クリアビンは、外すのにコツがいる。元に戻すのに1時間もかかったことがある。

そして、思うほどゴミを吸わない。

× × ×

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長年放置し過ぎて、汚れに汚れた掃除機のヘッドを、分解して洗ってみた。分解にはT8という星型のトルクスドライバーが必要だ。

積年の邪悪なホコリが、溝という溝に詰まり、見るもおぞましい状況である。竹串、綿棒、ブラシを使って取り除き、ローラーは洗剤に漬け洗って乾かした。ローラーを浸した水は、たちまち真っ黒に変わり、悪運や悪霊が退散するさまを見るかのようである。

やれやれ、これで何とか復活するだろう。

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安堵しながら、ヘッドのホース部分を綿棒で掃除していると、なんとデッカイ平城京。パックリ割れているではないか。

「オレはなんで評価されないんだろう」と居酒屋で嘆くサラリーマンの気分である。仕事しているつもりで、無駄にカラ回りしているだけだったのだ!

ということは・・・。何ヶ月も掃除していなかったと同じなのか。もしや、何年かも。どっと疲れがでる。どうりで目がチカチカするわけだ。熱まで出そうだ。

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30分かけて分解・掃除した手間もまた、無駄だったのだ。

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8年経過しているから、ホース以外も何もかも劣化しているに違いない。もう、捨てるしかあるまい。

すっかり気落ちし、Amazonに3万円を切った型落ち品を注文した。

これも、5年以上も前の製品である。4割軽量、小型化したという。別に新型を買ってもいいのだが、掃除機や炊飯器に10万円も払う価値を認めない。可能なら国産メーカー品を買いたいが、意外に高価で、ピンとこない。

× × ×

一方で、壊れたダイソンに、未練は残る。バッテリーも残っているし、モーターもまだ動いているのだ。貧乏性のなせるわざなのか。

求めよ、さらば与えられん。Amazonでヘッドの替えがあるのではないかと思い検索してみたら、ズバリ、たくさん売っているではないか。早速、ダメ元で購入し、取り付けた。

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もちろん、純正品ではない。中国製だ。加工はやや精密さを欠き、かちりと装着できない。何度か試して、やっとパイプに収まった。脱着が面倒だ。一方、以前は無かったLEDライトがついた。暗いところでもほこりが見えるのだ。

電源を入れてみると、ローラーはスムーズに回転し、やっと掃除機本来の機能を回復した。雨の夜、渋谷で別れた人に出会ったような気分である。

「別れても好きな人」を歌いながら、古い掃除機で家中を掃除し、やっと、スッキリした。クリアビンを見ると、はたせるかな、大漁。歌同様、フクザツな気持ちのまま、掃除を終える。

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結局、2つのフィルター、バッテリー、ヘッドを交換し、換骨奪胎。大英帝国製の掃除機は、中華率5割のまがい物として蘇生した。

ちなみに、ダイソンの交換部品は、Amazonにあまた出品されている。こんなに部品が作れるなら、いっそ製品も作ったらよいのではないか。と思ったら、本当にダイソンに瓜二つの製品が、堂々と売られていた。色までそっくりで、間違えて購入する人もいるに違いない。だが、心臓部は特許で固められているだろうし、容易にマネできるとは思えず、安くても購入する気にはなれない。

× × ×

皮肉なことに、2016年購入のダイソンが普通に動作することを確認したのは、注文したV8 slimが届いたその日だった。



by bunkasaba | 2025-01-12 11:41 | 生活 | Trackback | Comments(0)