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食! 食べ物と日常生活の徒然。

いざ言問はむ都鳥(彩湖:ゆりかもめ)。

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昨日(2月26日)の最高気温は、6℃。
風が強い日で、風速13m/s(MAX)、体感気温は-1℃と表示されている。寒いはずだ。

いつもの散歩コースである彩湖・道満グリーンパークに向かうと、湖にはたくさんの鳥が舞っていた。
ホバリングしながら、子供に近づいている。

名前はわからないが、昔からいる「人懐っこい」鳥である。

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× × ×

写真を探すと、今から9年前の1月にも、似た鳥の写真を撮影していた。
このときは、老夫婦が餌やりをして、多くの鳥が手から餌を食べている様子が見えた。

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一体、何という名の鳥なのか。

iPhoneには、「ユリカモメ」と表示されている。「ゆりかもめ」は、海岸沿いにいる鳥なのではないか?それとも、カモメでも違う種類なのだろうか。

そこで、35年前に購入した2冊の本を開いた。光線の加減で、くちばしと足の色は正確ではないが、羽の色、眼の横の黒い点は、明らかに「ゆりかもめ」だ。

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1995年、「ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線」が開業したとき、この名前の響きが心地よい「ゆりかもめ」がどんな鳥なのか、調べたことがある。東京都の鳥であること、伊勢物語に出てくる「都鳥」は「ゆりかもめ」であることを、そのとき初めて知った。

名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと

「古典の書き出しや有名な歌を覚えろ」と強制され、それが嫌で、古文も漢文も物にならなかったが、在原業平の一首は記憶に残った。

その都鳥が、豊洲や隅田川といった海に近い場所ならいざ知らず、海からほど遠い「さいたま市」で見られるとは思いもしなかった。

伊勢物語は、平安時代だからかれこれ1000年も前にできた歌物語なのだし、そんな昔に歌に詠まれた鳥が、こんな人造湖にいるとは。

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どうやら、カムチャッカあたりで繁殖し、海を渡ってはるばる日本各地で越冬しているらしい。

昔購入した別の本「都市鳥ウォッチング」(1992 講談社ブルーバックス)には、「外見はいかにも清潔感あふれる鳥のイメージが強い」としながらも、「カラス並の悪食」であることが記されている。

カラスなら、その黒い風体からゴミを漁っていても「やっぱりな」と思うのだが、この白く美しい鳥が生ゴミをつつく姿は、「腹黒い美女」同様、あまり想像したくない。たくましく生きている、と言えるのかもしれないが・・・。


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「都鳥」が散歩のたびに彩湖にいるかというと、そうでもない。今年見たのは、これが初めてである。

京都の鴨川で見るゆりかもめは、比叡山の上を飛び、琵琶湖のねぐらに帰り、東京近郊のゆりかもめは、東京湾のねぐらで夜を過ごすという。

ここ彩湖から東京湾までの距離は、30Km以上。荒川沿いに飛んでも、1時間以上かかるだろう。風も強い。「都鳥」ははたして、毎日「通勤」しているのだろうか。
















by bunkasaba | 2026-01-26 20:22 | 生活 | Trackback | Comments(0)