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食!

食べ物と日常生活の徒然。


by bunkasaba

ネットの「こちら側」と「あちら側」(ウェブ進化論)。

 メールはGmailに移行。もうメーラーを開くことも無い。
 はてなブックマークで世間の動向を知る。
 果てしなくネット上に「吐き出されるRSSフィード」を
 goo RSSリーダーで自動収集・・・。
 何もかも、
 web(ネットの向こう側)で済ませてしまうようになった。

 毎日使っていると、
 インターネットの事を事など深く考えもしない。
 でも、カラダは許してもココロまで許さない。
 どっぷり依存することも無い。

 信頼できないからだ。

 「ウェブ進化論」。 
 本屋で平積みになってた。
 関係ないけど、
 「OL進化論」ってのもあったなぁ。




 新聞広告のように
 驚くほど感動はしなかったが、
 「月刊ASCII」の長いコラムを読んでいる感じ。

 ただし。
 これは単なるテクノロジー解説でなく、
 便利な使い方の本でもない。
 ネットの方向性を整理している書籍が少ないだけに、
 より一層、この本の存在は貴重だ。

 その昔、
 「カッコウはコンピュータに卵を産む」(クリフォード・ストール)
 を読んで感動したのはネット登場以前だった。
 同じ著者が次に書いたのは、
 「インターネットはからっぽの洞窟」
 というものだ。
 

 インターネットは、
 たしかに「からっぽ」で「がらくた」だらけだったし、
 情報量は増えたが、今も状況は似たり寄ったりだ。
 「情報を整理する」という明確な哲学を貫いている
 Googleのような企業は少ない。
 
 この本について、
 「当たり前だ」「知っていることばかりだ」
 と言う人もあろうが、
 インターネットのあり方、方向性を分かりやすく
 解説し自ら主張する本は少なかった。

 ましてや、多くのネット企業においても、
 いまだにネットを利用して
 トラヒックを増加させる旧来の殻から脱皮できていない。

 もっと、
 このような方向性の議論が多くなされるべきであるし、
 教育の場でも啓蒙されるべきだ。
 winny問題も、単なる禁止を連発しても根本的な解決に
 なっていない。

 著者も言っているように、
 ネットに没入することなしに、
 ウハウハ儲けようと考えているだけの人には、
 この本に書いてあるネットの変化を理解することは
 難しいのかもしれない。
 
 押し付けられず、意識せずとも、
 ひとりでに、自発的に発展していくのがネットの流儀なの
 だろうな。

 そうは言っても、ウェブがどこまで進化しても、
 表面的な使い方しか、私には出来ません。

 ・ネット系「無償サービス&ソフト」のパワー
  
Tracked from お気楽極楽ブログ at 2006-03-19 22:41
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「在庫がなくてすいません」と著者が叫んでいる頃に、普通に本屋で買って読んでたんですが。...... more
Tracked from 楽しくお勉強の日々 ~ .. at 2006-03-28 11:23
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インターネットについて多少なりともわかった気でいるならば、この本は読む価値があります。ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 梅田 望夫 たしかに、Google のアドワーズ、アドセンスに取り組むと、ちょっと様子が違う気はしていたものの、自分がわかったつもりでいたのは「ドットコム」という言葉で象徴されるいわば90年代のインターネットだったんだ、と思いました。今世紀になってから注目をあつめた楽天やライブドアにしても然り。 ... more
by bunkasaba | 2006-03-17 01:10 | コンピュータ | Trackback(2) | Comments(0)